2025.7.31
眠たい目をこすりながらウズベキスタンのサマルカンドに着く。時刻は朝4時早速バックパックをホテルに預ける。今日はヒルトンなので、快く預かってもらえる。
この国と街に来た目的は2つ。優しい人々と、青い建物。
1つ目の Shoh-i-Zinda – シャー=イ=ズィンダ霊廟群 にたどり着く。ものすごい「あお」。あおという漢字を探しても2つほどの「青」や「碧」しかわからないが、この水色の「あお」は清流のようなもっと澄みきった青であった。


映える観光地ということで、おすすめは団体客の少ない朝だという情報に従って一番目に向かった。朝5時にたどり着いたため、礼拝者が一人いるだけで、観光客は自分だけというとても贅沢な時間だった。




後にもう一度後で訪れることになるが、そのときはやはり観光客でにぎわっていたため、良かったと思う。写真を撮りながら、モスクの静けさと神秘的なパワーを感じることができた。
向かいの Hazrat-i Daniyor Maqbarasi – 聖ダニエル霊廟 へ。7:00OPENと書いてあったが、警備員の方に賄賂を要求されたので(たぶん)、妥当な額を渡して、入らせてもらった。とても親切に簡単なガイドまでしてくれた。こちらも貸し切りだったので、ゆっくりとした時間を過ごすことができた。


つづいて、どのモスクへ行こうか決めあぐねていると、市バスがよく通っていることに気づき、遠い方から中心に向かって観光することにした。バスはウズベク語オンリーなので、ハードルは高め。市内1回約30円。Xo‘ja Abdi Darun Maqbarasi – ホジャ・アブディ・ダルン霊廟へ。こちらは無料で入場できるようで、一人の礼拝者がコーランを唱えていた。中央に池と大きな木が生えており、神聖で古めかしい雰囲気が何時間でもそこにいたいと思わせるようなモスクであった。

昨日は機内泊のため、スマホの充電をしたい。朝ごはんもかねて、超ローカルの店に入る。テーブルは4席の小さいお店で、2人のお姉さんはウズベク語オンリー。なんとかマントゥーとコーラを注文。途中おじさんが買っていった揚げパンも指差し注文。女性2人は友だちだそうで、ウズベク語、ロシア語、英語ほとんどボディーランゲージで会話。「結婚しているの?」とウズベク語で聞かれた気がしたので、薬指を見せながら英語で「結婚していないよ」と答えると、お互いに笑いあって会話がつながった。楽しいひとときだ。ウズベキスタンの人はみんな親切である。マントゥーと揚げパン、コーラ2本で約300円を払う。


暑いので、露店でソフトクリームを注文する。デフォルトがチョコとのミックスで約50円だった。甘くて冷たくておいしい。赤ちゃん猫とすれちがう。こういった路地も歩きながら次は寺院へ向かう。トイレにパットは入れないので、モスクで借りる。こちらのモスクは内部の星の紋章が美しい。また、黒い棺が重厚感と存在感を放っていた。厳かな雰囲気を味わうことができる。


やはり充電がないので、近くのホテル併設の高級カフェに入る。アイスコーヒー400円とエッグベネディクト1050円を頼む。物価を考えると、現地の3倍くらいかと思うが、味も良かったので正解だった。ソフトクリームが50円の世界線で高級すぎるが、休憩なので良しとしよう。


11:00をすぎ、中央アジアの暑さの御礼を受けホテルで休憩をすることにする。泊まるホテルは大奮発してヒルトン。しかし、物価が安いことなどもあり、4400円でとても豪華な部屋に泊まることができた。(昔の会員のなごりでアップグレードもしてもらい、マカロンまでもらえた。)


旅を初めて3日目なので、手洗いで洗濯をする。洗濯粉で30分ほど。手慣れたものだ。よく乾燥しているので、乾いてよかった。数日に1回は早くチェックインして、干しやすい広い部屋を借りると良い感じ。
午後4時から日本語でガイドをお願いしていたので、待ち合わせ場所に向かう。タクシーで道中、15分250円(安い)。途中ユダヤ教の人々が住む住宅街をぬけたので、街の雰囲気が変わり、興味深かった。もっとシナゴークまで見たかったが、それは別の機会に…。


このガイドさんは日本語を勉強している(していた)ウズベキスタンの人で、丁寧にガイドしてくれる。Bibi-Xonim Masjidi – ビビ・ハニム・モスクから見ていく。ガイドさんがいると、やはり歴史について知ることができ面白い。個人旅行の限られた時間の中で、少し課金することも時には大切だと思う。昔の写真を見ると今のモスクはどれもかなり修復されたもののようで、がっかりな反面、国を挙げて美化していこうという取り組みが見て取れる。

つづけてバザールに向かう。ナッツやはちみつを試食させてもらう。この先も旅が長いので、多くは買えず残念だったが、ナッツを少量購入する。


朝一番に行った Shoh-i-Zinda – シャー=イ=ズィンダ霊廟群 に向かう。朝とは太陽の向きが異なるので、またちがった景色を楽しむことができた。絵の解説をガイドさんにしてもらう。アラビア語の文字、イスラムのデザイン、アフガニスタン風の絵、アゼルバイジャン方式の建物など、各地域や国からシルクロードを経てサマルカンドに集まっていて面白い。自分一人ではわからないところまでたくさん教えてもらえた。


Registon Maydoni – レギスタン広場(三大マドラサ) へ向かう。これは神学校であり、それぞれ違うタイミングで順に建てられたそうだ。1つの校舎はコーヒーショップになっているそうなので、一息つく。神学校だった建物は金がふんだんに使われており、ヨーロッパやタイなどほかの地域とはちがった雰囲気でおもしろい。


少しずつ気温が落ち着いてきた。広場の外から何やらにぎやかな声がすると思うと、小さなサーカスが催されていた。地元の子どもたちが目をキラキラさせて見ていてほっこりする。10分ほど見させてもらい、優しかったガイドさんと別れる。晩御飯に困ったが、1日中見続けてきたサマルカンドのパン(直径30センチ)を買ってホテルに向かう。


ヒルトンでのんびり寝て体力を回復。日程を確認し、明日からのタジキスタンに備える。山岳国家であり、情報がやや少なめのタジキスタンは不安。移動手段、ネット契約なし、ホテル予約なし、両替などなど…。しかし、そんな不安もサマルカンドの景色が一生の思い出になるだろうという嬉しさにかき消される良い夜だ。


